歯科論文のメモ、近況報告、読書の感想など

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※次回論文予告:「義歯裏装用レジンの重合後にお湯に浸けると何が起こるか?」

2009/07/02 (木) 01:31:01

いかん、解剖学が面白い。

総頚動脈から始まる波瀾万丈のストーリー。

外頚動脈の枝とか面白すぎます。

大丈夫。
興味のベクトルが、筆記用具から人体に変わっただけだ。

2009/06/25 (木) 00:06:29

最近、解剖学に夢中です。

国試の受験生時代、結局曖昧にしか理解してなかった顎二腹筋前腹・後腹。

あまり区別の付かなかったオトガイ筋・オトガイ舌筋・オトガイ舌骨筋。


解剖学の分厚い本をゆっくり眺めてみると、
わかるわかる、各筋肉の関係が凄いわかる。

試験が終わってから試験勉強をする。
学生時代から変わらない、至福の一時。

2009/06/16 (火) 22:36:32

水に沈む木材。


スネークウッド。


ヘビ柄のような木目の、そんな希少な木材があります。


それで作られた万年筆とか聞いたら、もう買うしかないじゃないですか。






買いました。

万年筆がまた1本増えました。

現在アクティブな万年筆:6本
それぞれの用途。
1.アウロラ:オプティマ・・・日記を書くとき専用
2.モンブラン:P145・・・論文ノートの英語タイトルを書くときに使う(本文は鉛筆で書く)
3.ペリカン:スーベレン400・・・ボルドー色のインクが入ってて、日記の文章中に出てきたお店の名前を囲む時に使う
4.デルタ:ドルチェビータ・・・家で講義の準備メモを書くときに使う
5.セーラ万年筆:プロフィット21・・・家以外で講義の準備メモを書くときに使う
6.StyloArt:ミラノ スネークウッド・・・電車やバスなどの交通機関で移動中に何か書きたいときに使う

実際、1本あれば十分なんですが、
そこはまぁ、雇用の機会を増やすためにワークシェアリングを・・・

2009/06/10 (水) 06:23:17

「義歯裏装用レジンの重合後にウォーターバスに浸けると何が起こるか?」
Effect of water-bath post-polymerization on the mechanical properties, degree of conversio...
Urban VM, Machado AL, Vergani CE, Giampaolo ET, Pavarina AC, de Almeida FG, Cass QB.
Dent Mater. 2009 May;25(5):662-71.

■解説
 義歯のリベースに用いられている常温重合レジンは、加熱重合レジンと比較すると強度が低く、残留成分が多い。この残留成分は口腔内で徐々に溶出するが、細胞毒性があることが報告されている。
 一方、この常温重合レジンの硬化後、約50℃のお湯に浸けることで、強度の向上や残留成分の減少などが報告されている。
 本論文では、市販されている4種類の義歯裏装用レジンに関して、硬化後に55℃のお湯に10分間浸けておくことで強度や残留成分の量にどのように影響するかを調べた。
 その結果、お湯に浸けていないものと比較して、残留成分の減少、曲げ強度及び硬度の向上が認められた。

 溶出する残留成分に細胞毒性があることは以前から報告されているが、口腔内の粘膜はムチンやケラチンによって保護されているため、実際の口腔内でどれだけの為害性があるかは不明である。
 軟性裏層材には柔軟性を付与するために可塑剤が含まれているが、この可塑剤中の成分は環境ホルモンであることが報告されているため、妊婦に対する使用は控えた方が良い。

 この実験で用いられた4種類の義歯裏装用レジンの中には、日本でよく用いられているトクヤマリベースがある。この論文中のデータを見ると、トクヤマリベースは他の製品と比較して元々残留成分の量が顕著に少なく、また曲げ強度も高く、素晴らしい物性を持っている。

2009/06/07 (日) 23:10:17

京都国際会館で開催された補綴学会に参加してました。

新型インフルエンザの影響で閑散とするんじゃないかと危惧してましたが、
盛況でした。
懐かしい顔ぶれとこんにちは。

来年は東京ビックサイト。
ホテルとって前日から乗り込み、観光するかも。

2009/05/30 (土) 23:24:22

「ポーセレンを焼き付けるコアに高貴金属とジルコニアを用いた場合の曲げ強度およびせん断接着強さの比較」
Flexural and shear strengths of ZrO2 and a high-noble alloy bonded to their corresponding...
Ashkanani HM, Raigrodski AJ, Flinn BD, Heindl H, Mancl LA.
J Prosthet Dent. 2008 Oct;100(4):274-84.

■結論
・ポーセレンとの焼付強度は、高貴金属の方がジルコニアよりも大きい。

■解説
 審美的なクラウンにはメタルボンドとオールセラミックスクラウンがあるが、強度に関しては、オールセラミックスクラウンを不安視する歯科医師がまだまだ多いのが現状である。
 しかし近年、オールセラミックスクラウンのコーピングに多用されているジルコニアは多くの研究で十分な強度を持つことが示されており、また臨床研究においても、ジルコニアコーピングの破折はほとんど報告されていない。
 これらのクラウンが再治療の対象となる原因としては、二次カリエスや根尖病巣の出現など、クラウンの強度そのものとは関係無い場合が多い。強度に関係のある原因としては、表面のポーセレンの破折が挙げられる。
 ポーセレンの破折に影響を及ぼす因子の一つに、コーピングとポーセレンとの焼付強度がある。当然、焼付強度が大きい方が、ポーセレンは破折しにくい。
 本論文では、ポーセレンと、高貴金属またはジルコニアコーピング(Lava)との接着強さを調べ、比較した。
 その結果、高貴金属との接着強さの方が有意に大きいという結果が得られた。曲げ試験においては、25%の強度差を示した。

2009/05/24 (日) 14:54:40

「ホームブリーチングがエナメル質及び象牙質の耐摩耗性に及ぼす影響」
Effect of a 10% carbamide peroxide on wear resistance of enamel and dentine: in situ study.
Faraoni-Romano JJ, Turssi CP, Serra MC.
J Dent. 2009 Apr;37(4):273-8

■結論
・過酸化尿素を用いたホームブリーチングによって、象牙質の耐摩耗性が低下する可能性が示唆された。

■解説
1989年から世界的に行われるようになったホームブリーチングには、10%過酸化尿素が広く一般的に用いられている。しかしこれは、ホワイトニング効果が得られる一方、歯がもろくなると言われている。では、実際にどれぐらいもろくなるのか、ブラッシングの際の歯の耐摩耗性という観点からアプローチを行った。
 本論文では、牛の抜去歯を加工して作成した試料を人の口腔内の歯に接着し、三重盲検法によって、ホームブリーチングがエナメル質及び根面象牙質の耐摩耗性に及ぼす影響を調べた。
 その結果、エナメル質の耐摩耗性は低下しなかったが、象牙質の耐摩耗性を低下させ、ブラッシングによる摩耗が促進する可能性があることがわかった。

口腔で行われた研究の多くで、10%過酸化尿素によってエナメル質や象牙質の歯質が脱灰され、ブラッシングによる歯質の摩耗が促進されることが報告されている。
 しかし、実際の口腔内においては、唾液による再石灰化が起こりうるため、本当に耐摩耗性が低下するかどうかは不明である。そのため本研究では、ヒトの歯と似た構成成分を有する牛の抜去歯を被験者の口腔内に装着することで、口腔内の環境下にて実験を行った。

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